新型ウイルス感染症予防対策により休館していたピーター・ドイグ展が6月12日(金)から再開されたので行ってきました。
本来なら6月14日までの開催だったところ10月11日まで大幅に会期が延びたのでぜひ行ってみてほしい。
自粛期間もあって美術館で作品を見る事自体がかなりひさしぶりだったのだけど、このドイグ展では大型作品がかなり多く展示されていて(中には3m超えも!)、大きい作品を実際に見るというだけでも体験としてかなり魅力的だったのでおすすめです。
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ピーター・ドイグって?

1959年、スコットランドのエジンバラ生まれ。まだご存命で、今日、世界で最も重要なアーティストのひとりと言われている。イギリスで活躍する現代アーティストに贈られる名誉ある賞「ターナー賞」にノミネートされ世界中で個展を開催し、「画家の中の画家」と評されています。
代表作の「のまれる」はなんと約2,600万米ドル(当時約30億円)で落札されていて、今回展示されてるので見ることができます!
モチーフとして、水・雪・小舟・緑と人が描かれていることが多く、カラフルなのに静けさを感じます。個人的には日本人と親和性が高そうな印象です。
映画から着想を得たものや近代画家の巨匠から引用し描いたものもあり、そこらへんに知識がある人は余計にたのしめそう。
チケット購入が複雑。当日券ってあるの?
新型コロナウイルス予防対策のため、 入館には事前にチケットの購入が原則必要です。
なんですが、このチケット購入がなかなかの手間で、チケットぴあを経由しているがゆえに手数料もかかる。
この時点でちょっと心が折れかけたので、私は当日券をねらって事前予約なしで行ってきました。
当日券を利用する際に気をつけること
日時指定チケット購入ページで空いてそうな時間を確認する
予約数に達した時間帯は購入不可になっているので混雑する時間帯を調べることが可能。購入不可の時間は当日券が販売されていない可能性が高いのでやめておくのが無難。
なんですが、購入先を見てみると、平日だと前日でも購入できるので混雑することはなさそう。
休日でもチケットの売れ方を見ていると穏やかそうですが、、、多くの人が当日券狙いだったら先着順になりそうです。
入館できなくても文句を言わずあきらめる
日時指定チケットを買った人がもちろん優先なので、万が一入館できなくても文句は言わないぞという人しか当日券を狙ってはいけない。
めんどくさがったほうが悪いのです。
展示の様子

私は平日の15時頃に行ったのだけど、かなり空いていて当日券で入ることができた。
感染症予防対策もしっかりされている様子。他展示のリーフレットなどは撤去されていた。

なんと写真撮影が可能。最近太っ腹な展示が増えてきて嬉しい限りです。
一番すきだった絵。水面が揺れて絵が光っているみたいだった。隣の絵との対比も好きだった。
写真と肉眼では印象が全く違う絵があっておもしろいし、直接見ないと分からないものがあると思いました。

映画をテーマにしてピーター・ドイグが描くとこうなるのかとおもしろかったシリーズ。映画ピンポンの絵がすきだった。

カラフルなのに不思議な静けさが感じられるのも不思議。
会期の長さにあぐらをかいているといつの間にか終わってしまうので注意。
展示概要

ピーター・ドイグ展
会期:2020年2月26日〜10月11日
会場:東京国立近代美術館
開館時間:10:00〜17:00(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし3⽉30⽇、5⽉4⽇は開館)、5⽉7⽇
料金:一般 1700円 / 大学生 1100円 / 高校生 600円